*ネタバレはほぼ無いと思います。
- これは紹介したかったマンガだ
- ひとの本性を暴く
- 濃厚な作品、読了後はグッタリ
これは紹介したかったマンガだ
このマンガは、紹介したかった。
自分は、マーク・トウェインの『人間とは何か』を読み衝撃を受け、その後の作品『不思議な少年』を読もうとAmazonでチェックしたところ、本作が候補に上がった。
…が、買うまでに時間がかかった。
というのも、『人間とは何か』の読後感が重すぎて。
『不思議な少年』もちょっとキツいかな、と。
マーク・トウェインの『不思議な少年』は買ったもののまだ読む勇気が無く、先にこのマンガを読むことになった。
あまりに壮大で心揺さぶられる運命の物語。
ひとの本性を暴く
魔性の魅力と不思議な力を持つ少年は、あらゆる時代、世界に現れる。
「万作と猶次郎」より。不思議なチカラを発揮。
そして、人間の本性、醜さを暴き、そして…人生のはかなさ、残酷にも崇高な美しさを…ただただ見守る。
「エミリーとシャーロット」より。この扉の先には!?
その運命の物語を第三者としてみるのが我々読者だ。なにを感じるか?
濃厚な作品、読了後はグッタリ
この物語の世界に入り込むと、かなりグッタリしてしまう。
引き込まれてしまうんだけど。
「狐目の寅吉」より。善とは、悪とは?生きるとは?
それぞれのエピソードが重厚で…多くを感じ、考えさせられるのだ。
目を閉じてフッとため息をつきたくなる。
でも、最後には、人生のすばらしさが分かるよ。