レスノバエ!をお読みのみなさん、こんにちは!
ブログ”Designer’s Cafe“を運営しているはぎ(@takashi_h7)です。
今回は、前回からスタートさせた新シリーズ「心のブレーキを外す! 私を縛っていた5つの手錠と外し方」の第一回になります。
自分の過去を振り返ってみると、「何かしないと、と思っているのに、何もしていない」時期がかなり長かったと思います。最初の行動に踏み出せるまでに、すごく時間がかかりました。
それは「無意識のうちに自分を縛っていから」だと思います。
その「無意識の縛り」に気づいて、一つずつ外す。それが必要になるから、「最初にスタートするまで」が一番大変で、逆に一度走り始めてしまった人は、次々と夢に向かって進んでいくように見えるんじゃないか、というのが最近、私が感じていることです。
このシリーズでは、自分の過去を振り返りながら、私を縛っていた5つの考え方と、それを外すことができたきっかけを1つずつまとめてみたいと思っています。
今回は、一つ目の縛りです。
「夢を叶えられないほうが圧倒的に多いじゃない」
最初の縛りは、これでした。
夢を叶える?
できない人のほうが圧倒的に多いじゃない。なのに、打ち込むの?
「夢が叶う」なんて信じてる時点で、お気楽な世間知らずみたい。
失敗したら惨めだし、そのために使った時間やお金もパーになるじゃない。
ほとんどの人が叶えられないのに、それに賭けるなんて、バカバカしいよ。
「叶う」と「叶わない」のあいだに、宝物がある
当時の自分は、「夢が叶ったらOK」「叶わなかったら失敗」だと考えていました。
まるで受験のように、「合格」と「不合格」があって、その中間がまるで存在しないかのように。
「合格」、つまり夢が叶わないんであれば、「不合格」であり、まったく意味がない、と。
こういった考え方をしているあいだは、「夢を追いかける」なんて、ひどくバカげた賭けに見えて、踏み出すことはできませんでした。
いや、本当は踏み出したいという気持ちを、「そんなバカなことやめとけよ」と、”お利口な自分”が抑えていたのかもしれません。
でも、この考えは、次第に消えていくことになります。
そのきっかけになったのは、jMatsuzakiというブロガーの存在です。
彼がブログを始めたとき、当時の私は一読者でした。彼は、読者に向けてアップルパイと語りかけながら(なぜアップルパイなんだろう…)、自分の夢を熱くブログに語りだしました。
当時の私は、自分に冷めた視線を向けていたように、彼にも冷めた視線を向けていました。「無謀だなぁ…」とさえ思っていました。
でも、半年が経ち、一年が経ち、彼が自分の宣言した夢に向かって進んでいくのを見て、その楽しそうな姿を見て、自分の中に変化が起き始めました。
当時、まだ彼はサラリーマンでした。自分の夢が叶ったとは到底言えないような状況。
それなのに、どうしてこんなに楽しそうなんだろうか。充実感が伝わってくるんだろうか。
夢っていうのは、「叶う」「叶わない」じゃなくて、「それに向かって歩いて行く」こと自体が楽しくて、価値があるんじゃないんだろうか。
ちょうど旅行をするとき、現地に着いたあとよりも、事前に計画を練ったり、行きの道中が一番ワクワクするように、夢ってやつも「向かっている最中」を楽しむことに、何ものにも替えられない”おいしさ”があるんじゃないか。
そんなふうに思うようになったんです。
それがきっかけにもなって、私は今のブログのテーマを決めました。
「夢をデザインして、近づこう」
このテーマが「夢をデザインして、叶えよう」ではなくて「近づこう」なのは、今書いてきたような理由からです。
夢が叶うかどうかは分からない。叶うものもあれば、叶わないものもある。当初とは違う形で叶ったりもする。それは誰にも分からないけれど、夢に向かって一歩を踏み出す、近づくことは誰にだってできる。
「近づく最中」「目的地に向かう途中」が一番ワクワクするものなんだ。
夢に向かって歩き出して、叶ったら最高。叶わない部分があっても、その途中で充実やワクワクといった宝物を見つけることができるんだとしたら、何か後悔することがあるだろうか?
「夢に向かうなんてバカなことはせずに、自分のやりたいことに目を背けて生きていればよかった」なんて考える日が来るだろうか?
答えは”No”でした。
こうして、一番目の手錠。「夢を叶えられる人なんてほとんどいないじゃん」は、大きな音を立てて、私の手首から落ちました。
そのカギになったのは、「夢に近づくこと自体が、楽しいしワクワクすることなんだという実例」を見たということでした。
萩 貴史/Designer’s Cafe
「夢をデザインして、近づこう!」をテーマに、ブログDesigner’s Cafeを運営。
ブログでは、自分が試行錯誤して経験してきた「ちょっと毎日を充実させるヒント」を中心に、書評やツールのご紹介などをしています。