みなさん、こんにちは!(こんばんは!)
とも(@ResNovae_jp)です。
成功のために重要なのは習慣と努力、そしてそれを継続する目的意識、志。才能は一要素に過ぎない。
■才能が最重要か?
先日のtweetの中で、才能についてのやりとりを見かけ、違和感を覚えた。
『才能さえあればうまくいく、才能こそが重要』
そのままの引用は避けるけど、こんな感じ。
(でもそのひとは、本当はこういうことを言いたいんじゃなかったんだろうけど)
前後のやりとり、経緯はのぞき、この部分にだけフォーカスしたい。
■才能なんて誰でも持ってます
才能なんて、誰でもあります。珍しいモンじゃない。
それを発芽、開花させるのは努力と習慣。
そして重要なのは、これらの継続を妨げる数多の出来事があってなお、前に進む目的意識、志。
加えて、運。あと、お金。(これを加えると話が複雑になるので、またいつか。)
誰でも何らかの才能、異能は持っています。
才能の片鱗が見えても、努力の水を注がなければ開花しない。
注ぎ続けなければ育たない。
僕はそんな天才達を山ほど見てきた。
■究極の域で
限られた狭い見識ですが、僕の経験での話をしますね。
いままで、いろんな格闘技をやってきた。
その中で、ボクシングは世界のレベル、いわば究極の域で戦う人の練習を間近で見てきた。
そこまで行くひとは、独特の個性、スタイルを持っている。
そして、それに更に磨きをかけ続ける志があった。
話はそれますが、格闘技は(他の競技もそうなんでしょうけど、やったことないので)お互いのスタイルのつぶし合いが勝敗を決します。
距離の支配がけっこう大きいかな。あとタイミング、リズム。
僕の先輩の名言なんだけど、
『相手に時間を盗む』って言ってた。
自分にとってやりやすい状況は、相手にとってやりにくい状況を作ることを意味する…と今回の内容から外れてきているので、ここまで。
…で、そこまで行かない練習生でも、誰でも『もれずに』個性的な才能を持っていた。
総合格闘技になると、さらに幅広い。
そう、才能は誰でも持っている。
■才能があっても
カウンターパンチャーの僕に更にカウンターを合わせて鼻をたたき折った彼は、明らかに天才だった。
彼は学業のために、プロライセンスを取ったあと辞めた。
彼女ができてジムを辞めた彼の拳は、同じ階級とは思えない、相手を壊す破壊力を秘めていた。(彼とのスパーリング後は、しばらく頭痛が続いた。)
ある時期(これは誰にも理由を明かさなかった)が来たから、と辞めた彼にははじめから特異な距離感(空間支配の才)があった。
…このほかにもいろんなひとがいたけど、皆何らかの才能を秘めていた。
でも皆、それが花開き、色づくまでそれを続けることはできなかった。
■むすび
才能が大きく影響する陸上競技などでも、練習しないで世界のレベルに行く人なんていない。
才能があって当たり前。
僕はパーソナルトレーナーだからよく分かるけど、常人には想像を絶するような練習を普通にします。
普通にです。
で、それを続ける。
続けられなくなったとき、志を保てなくなったら引退するとき。
何かを成すには、才能以上に努力と習慣が重要、さらにそれを継続する目的意識と志がなくてはならない。
才能なんて、珍しモンじゃない。全員が全員持っているものだから。
あと、重要なのは、その才能が自分の求めているものにマッチしているかどうか。
これ、成功に大きく関わる要因なので気をつけた方が良い。
才能によっては、向かない、それを目指さない方が幸せな場合もある。
これも関連記事『『成果をあげるのは才能ではなく、習慣だ。』ピーター・ドラッカー』