photo credit: Jamie Do Rego via photopin (license)
前回は女性が筋トレを行うにあたり、よくある失敗談をご紹介致しました。
今回はよくある「男性の筋トレ失敗話」をご紹介致します。
みんな大好き高重量トレーニング?の注意すべき事
筋肉の繊維へ強い負荷をかける事で、より強く太くなるのが筋肉です。
その原理を実践するには高重量負荷でのトレーニングは理にかなっています。
上級者ともなればあえて反動を使い、より高い重量を扱うのです。
その集中して高重量のバーベルやダンベルに挑む姿はまさに格闘のようです!
反動をつけ、より重い重量を扱うフォームを「チィーティング」と呼びます。
チィーティとは「だます」の意がありますが、この場合は意図してのフォームとなります。
基礎から離れたように見えるフォームも、しっかりと筋肉に効いていれば良いのです。
ただ、チィーティングは上級者のテクニックです。
まずは基本通りストリクト(正確な)フォームを身につけましょう。
何事も基礎の上に応用が成り立つものです。 高重量を扱っても自身でコントロール出来ないといけません。
そうでなければ、その先には怪我があるのです…。
スロートレーニングを勧める理由
今度のトレーニングで、今より少しトレーニング動作をゆっくりにしてみてください。
いつも扱っている重量でも途端に上がらなくなるほどきつくなります。
スローで行う事でより動作の全域に負荷がかかります。
この場合、扱う重量は下がりますが気にしないでください。
スロートレーニングではいわゆる「効かせる」ことが目的であり、筋肉をパンプアップ(筋肉のはり)させる事が狙いです。
高重量トレーニングとスロートレーニングはどちらがいいの?
出来れば両方行いたいです。
高重量トレーニング(Maxの80%〜90%)では筋繊維への刺激は抜群ですが、フォーム作りが難しいのです。
それであれば動作をやや軽めの重さに設定しスロートレーニングを行いましょう。
安全で的確に筋肉をパンプアップさせる事が可能です。
元来、高重量(80%〜90%)や、少し重さを落とした中重量(70%〜60%)でトレーニングで行われていた方は多いと思います。
高重量や中重量のトレーニング後、最終セットでスロートレーニングを仕上げで行う方法も良いです。
〜まとめ〜
- 高重量トレーニングで筋肉へのダメージ(筋肉痛)を促す。 スロートレーニングでは重量は下がりながらもパンプアップを引き出し脳内からの成長ホルモンの分泌を促す。
- まずはトレーニングの基礎フォームを身につける。 チィーティングフォームは行いやすい
- 高重量が上がらない日はパンプアップにトレーニングの目的を変えても構いません。
■恵比寿パーソナルトレーニング専門ジム 『Mind_Body』代表
独自のトレーニング理論による姿勢、柔軟性、筋肉バランスに注視した指導を得意とする。
一般、選手、チームへの指導実績多数。