RESNOVAE!をお読みのみなさん、こんにちは!
ブログ”Designer’s Cafe“の、はぎ(@takashi_h7)です。
前回の寄稿から「夢に近づくために、身につけてよかったと心底感じる習慣」をシリーズとしてお送りしています。
書き出していく中で、自分の夢のカケラが見つかったかもしれませんし、新しくチャレンジしたい目標が見つかったかもしれません。
今回は、そうした新しいチャレンジをするときに、必ず役に立つ習慣をご紹介しましょう。
「計画ではなく、記録から始める」です。もう少し詳しく説明しましょう。
習慣化できなかったときのアプローチ
今では、時間やタスク、お金の管理をすることがすっかり習慣になっていますが、はじめから順調にできたわけではありません。
何度も失敗を繰り返しながら、試行錯誤を重ねて、ようやく習慣化をすることができました。
その「失敗を繰り返していた時期」に私がやっていたのは、次のようなアプローチです。
計画を立てる→実行する→上手くいかない→落ち込む
→計画を立て直す→失敗する→落ち込む
→上記を何度か繰り返す
→次第に、「どうせ計画を立てても…」という気分になる
→放棄する
最初に計画を立てるときには、とってもワクワクしているんです。
「これで、タスクの管理はバッチリだ!」とか「これでお金が貯まるぞ!」とか、そんなふうに期待に胸膨らませています。
ところがどっこい、いざ机を離れて、現実が始まると計画なんてものは無力でした。
計画を立てるときの自分はこんなふうに思っています。
「思い浮かんだタスクや、人からの依頼は、全部手帳に書き込んでおいて、それを毎日チェックして転記すれば、絶対に仕事が漏れることはない」
けど、実行するときの自分は、言います。
「えー、そんなの面倒くさい」
計画を立てるときの自分は、「よし、一日の食費をこれだけに押さえたら、ちゃんとお金が余るはず」
実行するときの自分は、「あー、これおいしそうだなぁ。予算を100円こえちゃうなぁ。まあいっか。明日その分節約すれば」
そんな具合で、まったく上手くいきませんでした。
計画は要らない。記録から始める。
そんな毎日を繰り返している中で、TaskChuteというツールに出会います。
タスクシュートの説明はここでは省きますが、大きかったのは「まず記録を取って、自分が実際にやっていることをもとに計画を立てる」という考え方を知ったことでした。
最初は、正直なところ「記録から始める」ということの意味がよく分かっていませんでしたが、実際にやり始めて、徐々にその意味が分かってきました。
次のような変化が起こり始めたからです。
・時間の使い方を記録したら、タスクが以前よりはるかに進むようになった
・お金の使い方を記録したら、自然と貯まるようになった
・読んだ本を記録したら、読書が捗るようになった
そんな変化です。
以前は「計画を立てる自分」と「実行する自分」がかみ合わずに挫折を繰り返していました。
でも、なるほど、記録から始めるのであれば、そこには「実行する自分」しかいません。
計画を立てるときにも、「実行する自分」が実際にどれくらいできたかをもとに計画を立てるので、無理な計画になりません。
当初、記録をつけるのは、とても面倒くさいと思っていました。でも、今や「記録を取ることで得られる実り」があまりに大きいので、面倒くさいとは思わないようになりました。また、スマホのアプリなど、驚くくらい簡単に記録が取れるツールもたくさん出ています(私が家計簿を完全に習慣化できたのは、iPhoneを手にしてからでした)
そうやってとった記録を毎日、一週間といった形で定期的に見返していくと、それだけで改善点が見つかります。見つかった改善点を実行に移していくにも、「机上の計画」からではなくて、「現実の自分」から出てきているアイデアなので、実行しやすいんです。
「何かを変えたいなら、計画から始めない。記録から始める」
それが私の人生を変えてくれた大切な教訓です。
次回は、身につけてよかったと心から思う習慣シリーズも第三回になります。テーマは「小さく始めて挫折と無縁になる」です。
お楽しみに!
萩 貴史/Designer’s Cafe
「夢をデザインして、近づこう!」をテーマに、ブログDesigner’s Cafeを運営。
ブログでは、自分が試行錯誤して経験してきた「ちょっと毎日を充実させるヒント」を中心に、書評やツールのご紹介などをしています。