RESNOVAE!をお読みのみなさん、こんにちは!
ブログ”Designer’s Cafe“の、はぎ(@takashi_h7)です。
寄稿第一回となる前回では、次のようなことを書きました。
- 夢に近づくためには、「がんばる」必要はなくて、むしろ力を抜いて「普通」のレベルを上げていく
- 「普通」のレベルを上げていくには、習慣をバージョンアップさせていくのが一番いい
- 習慣をバージョンアップさせていくと、リバウンドや燃え尽きが起きにくい
ここで、疑問が出てきます。
「習慣をバージョンアップさせるのは分かったけれど、具体的に何をすれば?」
おっしゃるとおりです。
そこで、今回からは、「私が身につけてよかったと心底から思う習慣」をテーマにしましょう。
でも、身につけたほうがいい習慣と言っても、たくさんありますよね。
パッと思い浮かぶだけでも、早起き、読書、整理整頓、運動、貯金…何から手をつけていいか分からなくなることがしばしばです。
ですので、「取っつき易いもの」「効果が高いと思えるもの」から先に、1記事1テーマで、ご紹介していくことにします。
今回は、「すべてを書き出す習慣」です。
明確にしないと、スタートラインに立てない
「書き出す習慣」というと、「はあ?」と思われるかもしれません。
でも、これ、効果はバツグンです。
私の体験談をお話しましょう。
一年前の私は、「同じことの繰り返しばかりは嫌だな」「少しでも楽しいことを取り入れられないかな」と思っていました。でも、だからと言って、「じゃあ、何から始めればいいの?」と聞かれると、困っていました。
何かを習うかといっても、それなりにお金と時間がかかります。本を読むかといっても、あまり時間が取れない。人と遊ぶのも一時的には楽しいんですが、楽しい時間が過ぎると元通り。
そもそも、「何か楽しいことをしたい」と漠然と感じているだけで、「自分が本当にやりたいことって何なのか」「逆に、嫌なのに我慢してやり続けていることって何なのか」というのは、実は、普段あまり突き詰めて考えていませんでした。
だから、何かを始めようとしても、そもそもスタートラインにすら立っていないような状況が続いていました。
すべてを書き出してみる
そんなときに、GTDというタスク管理手法に出会います。(GTDは素晴らしい手法ですが、今日の本題ではないので、あまり触れません。気になるかたは、こちらをご参照ください)
そこで、「気になっているすべてのことを書き出す」という考え方に出会いました。
頭のなかに思い浮かぶ、「やらないといけないこと」「我慢してやっていること」「やってみたいこと」「好きだけど、なかなかできていないこと」「今すぐはできないけれど、いつかやりたいこと」
そうした「気になっていることをすべて」、順番は関係なく、思い浮かぶままに、書き出してみます。このときのコツは、「書き出すことに専念する」こと。頭に一瞬でも思い浮かんだならば、文字にします。書いているときには、「書いたほうがいいか、書かないほうがいいか」なんて考えない。
すべてを書き出していきます。
最初は、1時間や、場合によっては2時間くらいかかるかもしれません。
でも、一度、この時間を取ると、とっても気持ちがスッキリすると同時に、自分の思いが見えてきます。ときには「これ、昔からずっと好きだったんだよなぁ」「やりたかったけど、忘れてたんだよなぁ」という夢のカケラのようなものが見つかることもあります。
そうやって、「すべてが書き出された紙」が出来上がると、きっとワクワクしてきます。好きなことを増やす方法、嫌なことを減らす方法を、現実的に考えていくことができるようになるからです。
毎日をちょっとずつ自分の好きな方向へ変えていくための、スタートラインに立ることができます。
まとめ
今回は、「何をしたらいいか分からないときには、すべてを書き出してみることから始める」というヒントでした。
- すべてを書き出してみることで、「自分がやりたいこと」や「自分の思い」と向き合うことができる
- 書き出したら、どうやって好きなものを増やし、嫌いなものを減らすかに取り組める(スタートラインに立つことができる)
- 悩んだとき、考えがまとまらないときには、とりあえず書き出してみると「モヤモヤで気分が晴れない」という状況が激減する
きっと、「書き出す」というシンプルな作業のパワーにびっくりされることでしょう。
次回は、身につけてよかったと心底から思う習慣、第二回「記録から始めるほうが上手くいく」です。
萩 貴史/Designer’s Cafe
「夢をデザインして、近づこう!」をテーマに、ブログDesigner’s Cafeを運営。
ブログでは、自分が試行錯誤して経験してきた「ちょっと毎日を充実させるヒント」を中心に、書評やツールのご紹介などをしています。