今日、『ライフハック+』というセミナーに参加してきました。
その要約レポート。
■ライフハックの定義=『知的生産の技術』から
定義が非常に曖昧な「ライフハック」。
「ライフハック」がイマイチ拡がらない…ということについて、個人的には、 『定義の曖昧さ』が要因と思える。
ライフハックって、なんなの?ってことだ。
端的に答えられる人は少ないのではないか?
これを『知的生産の技術』を引用し、説明した。
*以下はワタシなりの若干の要約を含んだ引用です。
人間から、いかにして『いらつき』をへらすか、という問題。 「時間」でなく、生活の『秩序としずけさ』が欲しいから。
整理、事務に関する技法、知的生産の技術を「能率(効率)」の問題と捉えがち。 実際は、無関係ではないが、少し別のことかもしれない。
■少し別のこととは=
これはむしろ、精神衛生の問題なのだ。 つまり、人間を人間らしい状態につねにおいておくためにナニが必要かということである。
■ナニが必要か=上記した「生活の秩序としずけさ」になる。
これは、GTDでいう『水のように澄んだ心』に通じる。
*「知的生産の技術」は1969年の本。この時すでに一つの答えが出ていたことに驚嘆を感じる。(この本、はじめて読んだ時に、「情報の整理学」同等のビリビリがありました。)
また、ライフハックは『教養』ではなく、日常生活で絶えず皆が行うこと、でもある。
■もっとザックリ言うと
メンドクサイを→ラク、ベンリにしてスッキリしようぜ。(それがあったらスゴイラクになるだろうな。)
これの情報収集→整理→発信する行為。
また、別の表現では、
自分の好きなことに没頭するための技術:jMatsuzaki
■これからのライフハック
1969年からテクノロジーが発展し、現代人はEvernote(エバーノート)、ブログ、SNSまた、数多のツールを駆使して知的生産活動ができるようになった。
これに『電子書籍』が加わってくることになりそうだ。
なにも、ライフハックは特別なことではない。
日常生活の中で誰しもが思う、『ちょっとベンリに』を実現する創意工夫に他ならないのだ。