一般的に筋肉の細胞がひと通り入れ替わる期間が3ヶ月といわれています。
「3ヶ月後にトレーニングの結果が出る!」といわれる理由はこんな生理学的な背景からなのです。
ただ3ヶ月にいきなり身体が変わるわけではありません。
徐々に筋肉の張り、身体の締まり感を実感できます。 ( 身体の変化は翌日より起こっています)
前回紹介させて頂いた「BIG3」といわれる3種目(ベンチプレス、デットリフト、スクワット)を行うだけでも、身体の変化させるのには充分なトレーニングです。
大切な事は「何をやるか?より、どうやるか?」なのです!
【翌日の体調を観察しよう】
トレーニング翌日の朝、自分の身体に起こった変化を観察しましょう。
筋肉痛や身体のだるさがあり、朝が中々起きれなかった…実は前向きに考えて「トレーニングが効いていた」証拠です。
ウエイトトレーニングを行い、気分的な充実感ではスッキリしますが身体には負荷をかけているので重だるくなるのは当然です。
むしろ、痛くもだるくもない事の方が残念なのです。
筋肉痛は神経の過敏性により個人差がある為、一概に比べは出来ません。
それでも、自分の生活内での階段の上り下りなど、身体のダメージを探る事は可能です。
そのような癖をつける事がトレーニングを振り返り、「セット数を増やしても良いかも!」や「トレーニングフォームが正しかった!」の気づきとなります。
【具体的な体調管理と感覚】
簡単な事ですが体重測定が手軽でお勧めです。
身体はトレーニングや日常生活で疲労困憊していれば、体重が減少してきます。
身体を作る際、栄養が足りないと材料不足で効率はよくありません。
その代表的症状が体重減少なのです。
逆に急激な体重増はオーバーカロリーを疑います。
純粋な筋肉での増量は年間でも1キロがせいぜいです。
そして鏡をみて自分の身体作りの経過を確認する事、とても大切なのです。
体重計の数字に一喜一憂せず、自分の身体を客観的に確認してみてください。
【まとめ】
- 自分の身体を鏡で見る事はナルシストなどではありません。トレーニングの成果を確認する為に必要な作業なのです。
- 体重を測定しながらトレーニング負荷、食事とのバランスを確認します。
- 今行っているトレーニングに手応えを感じたら、3ヶ月は続けましょう!
■恵比寿パーソナルトレーニング専門ジム 『Mind_Body』代表
独自のトレーニング理論による姿勢、柔軟性、筋肉バランスに注視した指導を得意とする。
一般、選手、チームへの指導実績多数。