整体はいつから始まると思いますか。
患者さんが整体院に入って話を聞かれる(問診)時からでしょうか、それとも問診が 済んで着替えが終わり、整体の施術が始まった時でしょうか。
それとももっと前 あるいはもっと後に始まるんでしょうか。
答えは「予約電話を受けた時」あるいは「ホームページやチラシを作る時」からだと 考えています。
そんなに早く整体が始まっていると思う方はほとんどいないと思います。
殆ど の患者さんは整体の施術が始まった時に整体が始まると思っているでしょう。
でも、それでは遅いんです。(整体師にとってはね。)
体の痛みや歪みや症状はい ろいろな原因から起こります。
そしていろいろな原因で治ります。
友人の医師も 言っていましたが、病気の原因は実は殆どは分かっていない、症状を抑えたり無く したりすることが出来る薬が分かっているだけ、だそうです。
整体師は手を使って体の調整します。
もちろん手でする調整だけが整体ではあ りませんが、殆どの整体師は手を使います。
それは体の歪みや硬さを直したり 元に戻したりするためです。
では身体が元の状態に戻るとどうなるのか。
人の 体は元々は調子が良い、または普段は健康な状態ですから、その健康な元の調 子に戻りやすい。
関節は歪んでいるより整っていた方が、動きが悪いより良く動 く方が、血液の流れも良くなるし筋肉も柔らかく張りが出てきます。
筋肉は硬 いよりも柔らかく張りがある方が、体を動かしやすく日常生活をしやすくなります。
また、柔らかく張りがある筋肉は、血流が良く適度な温度を保つので、体温を 一定に保つのにも役立ちます。
その元々の状態に戻すために、整体師は身体の歪みを整えたり筋肉の硬さや柔 らかさを調整したりします。
そうすることで元の健康な痛みのない“普通の”状態に戻る手助けをする。
ではその方法は手でする調整だけなのか、と言うことを考えます。
つづく…
あら木やすひろ
■㈲アクティブケアコンサルティング 代表取締役
■てあて整体院/てあて整体スクール 院長
整体での独立、開業を目指すスクールを主催。
実践的な『使える』手技を求めて全国から多くの生徒が集まる。
現役のバレエダンサーでもある。