女性が筋トレを行う難しさを、以前の記事でも紹介させて頂きました。
骨格、ホルモン、メンタルと女性が筋トレでダイエットする為には クリアする問題は実に多いです。
本日も「女性筋トレのあるある(失敗話)」をご紹介したいと思います。
photo credit: Big Bay Boot Camp 2012 via photopin (license)
【体脂肪率は落ちた!でも納得いかない身体とは?】
改めての話ですが、体脂肪率とは「身体に体重の何%脂肪があるか?」の数字となります。
体重50kg、体脂肪率20%であれば10kgの体脂肪量(重さ)となります。
残りの40Kgは除脂肪体重と呼ばれ筋肉や骨、水分などの重さです。
例えば「痩せたい!」の思いで筋トレをガンガンと行います。
努力の甲斐があり筋肉がつき、体脂肪率は下がります。 (筋肉が増える事で体脂肪率は計算上は減る)
ただ…見た目の身体は本人の好みでなかったりします… なんだか「もったり」しています。
実はこれ、よくある話なのです。
事実、ダイエット期間なのに体重が増えて、なんと体脂肪率を増えているケースもあるのです。
トレーニングを行い、食事もコントロールしているのにです。 いったい何が起きたのでしょうか?
【筋肉かと思いきや、ただの浮腫み?!】
筋トレはとても強度の高いトレーニングです。
身体が疲労して浮腫む事で水分が溜まり、体重が増えることがあります。 (身体の水はけが悪い状態)
筋トレは身体に軽い炎症を起こします。
トレーニング翌日、体温が高く、身体が暖まる実感はこんな背景があります。
ごく軽い怪我をしている状態なので栄養状態は良好にしたいものです。
意外かもしれませんがスポーツ選手でも風邪をひきやすいのです。
体力ギリギリの所で身体に負荷をかける為、風邪もひきやすいのです。 (栄養状態も関係します)
筋肉痛で炎症した身体は浮腫みやすいので「筋肉がもうついた?」と勘違いしやすいものです。
トレーニングを行い、食事をコントロールしているのに体重が増える場合は疲労を疑いましょう。
こんな時は睡眠をしっかりとることで一気に体重が落ちるものです。
体質として筋肉がつきやすい方はいらっしゃいますが、そうは多くありません。
筋肉量が足りなくて困る方の方が圧倒的に多いのが現状です。
積極的に筋トレは行いたいトレーニングなのです。
ただ、そのケアをしっかりと行わないと身体は疲労して浮腫の原因とも なるのです。
〜まとめ〜
- 短期で筋肉がつく事はほぼ考えにくい。トレーニングした部位が翌日に張っているのは良いトレーニングが出来た証拠です。しっかり睡眠をとり回復すると部分的な浮腫みもとれるはず。
- 現在のトレーニング量、食事量、睡眠の量の充足は日々の体重管理から読み取れます。 一日ごとの増減で一喜一憂せず一週間ほど様子をみて調整を行いましょう。(トレーニング量、食事量)
■恵比寿パーソナルトレーニング専門ジム 『Mind_Body』代表
独自のトレーニング理論による姿勢、柔軟性、筋肉バランスに注視した指導を得意とする。
一般、選手、チームへの指導実績多数。