失敗は認める。けど自分を責めない。-夢に近づく「身につけてよかった」と心から思う習慣(4)

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RESNOVAE!をお読みのみなさん、こんにちは!

ブログ”Designer’s Cafe“の、はぎ(@takashi_h7)です。

RESNOVAE!への寄稿では、「夢に近づくために、身につけてよかったと感じる習慣」をテーマにお送りしています。

前回は「小さく始めて挫折と無縁になる」という習慣でした。

私たちは、もともと変化に抵抗したり、違和感を感じるようにできています。その変化が大きければ大きいほど、たとえそれが「いいこと」であっても、抵抗してしまうんです。それで、何かを始めても続かない、挫折してしまう、ということが起こります。

それを回避するために、「小さな変化から始めよう」というわけです。そうすれば、脳の抵抗が少なくなり、挫折する可能性が低くなります。いったん始めることができればしめたもの、あとは最初の「小さな変化」が呼び水となって、立て続けに次の「小さな変化」を呼び起こし、だんだん大きな変化へと変わっていきます。

ただ、小さな変化から始めたとしても、失敗がゼロということはありません。そうであれば、「夢に近づく習慣」のなかには、「失敗とどう向き合うか」「どうリバウンドするか」をあらかじめ織り込んでおかないといけないということになります。

そこで今回のテーマです。

 

失敗は認める。けど自分を責めない

これは私にとって、とても大きな転機になったテーマでした。

こと「よき習慣」というものを考えたときに、特に失敗として多いのは、「やると決めたのに続けられない」ではないでしょうか。こういうときに、自分を責める気持ちというのが出てくるかもしれません。

三日坊主で終わってしまうと、自分の意志が弱いからだと思ってみたり、本に書いてある方法を上手く真似できないと、怠けているような気持ちになってみたり。

自分を責めてしまうと、再チャレンジしてもどうせダメかもしれないという気持ちになってきます。それを続けた結果、得られたものはと言えば、「億劫な自分」だけでした。

もちろん、「失敗を認める」ということ自体はとても大事なことだと思います。「上手くいっていない」と認めるからこそ、真剣にどう変えていけばいいかを考えます。

ただ、ポイントは「失敗した」ということと「自分が悪い」ということを紐づけないということなんです。

 

目的にこだわって、手段は自由

そもそも失敗したからと言って、あなたの何が悪いのでしょうか。

意志の力がない? とんでもない。新しいことに手をつけるというのは、とんでもなく意志の力が要ることです。

スキルがない? 始めたばかりでスキルが高い人なんているんでしょうか。

失敗したからと言って、それで嘆く必要もなければ、自分を責める必要もまったくないんです。

失敗から分かることは、たった一つだけ。

ただ単純に、「その方法が、今の環境では、自分に合わない」ということです。他の方法なら上手くいくかもしれません。あるいは、環境を少しいじってやることで、続けることができるようになるかもしれません。

このとき「いじる」ポイントは、工夫次第でいくらでも出てくるでしょう。例えば「本を読む」ということを例に、ちょっと思いつくだけでも、

(1)環境を整える
・着手のハードルを下げるツールはないか?(Kindleは?)
・仲間を見つけられないか?(読書会に参加してみては?)
・SNSで宣言したら?(Facebookなどで「これを読む」と宣言してみてはどうか)

(2)やり方を変える
・他のやり方はないか?(読書が苦手なら、オーディオブックだっていい)
・スキマ時間でもできる方法は?(時間的に本が読めないなら、ポイントをまとめた書評を読むという手も)
・負担を軽くできないか?(本が読めなければ、マンガになった入門本を探すのも一手)

方法はいくらでもあります。東京から大阪に旅行するのだって、飛行機で行く方法もあれば、新幹線もある。自転車でだって労力はかかりますが、行こうと思えば行けます。

飛行機が苦手だからと行って、大阪に行くのをあきらめる必要なんてまったくありませんよね。

こういった話であれば、「何を当たり前のことを」と思いますが、「習慣を作る」ということになると、なぜか「一つのやり方」に失敗しただけで、「やっぱり向かないのかな」なんて思ってしまって、目的地に行くのをあきらめてしまうようなことが起きます。

本に書いてあるようなやり方を真似できないからと言って、何を気に病む必要があるでしょう。それはあくまで「著者さんにとっての上手くいくやり方」に過ぎません。それをそのままやらなければいけない理由なんて、どこにもありません。

むしろ優れたところがあるから著者として出版をしているわけで、それをそのまま真似できるのであれば相当にスゴいと思います。

「自分には飛行機は合わない」ということは認める必要があります。けれど、だからといって、それがあなたの欠点になるでしょうか。なりません。

習慣を身につけるのも同じことです。何か続かないことがあるからといって、自分を責める必要なんてこれっぽっちもないんです。自分に合ったやり方を発明すればいいだけです。

 

失敗続きで、落ち込んでしまうときには、どうか思い出してください。

「目的地に行く方法は、たくさんあるんだ」と。

「自分を責めたって何もいいことなんてなく、飛行機が苦手なら他の方法を探せばいいだけなんだ」ということを。
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萩 貴史

萩 貴史

萩 貴史/Designer’s Cafe
 
「夢をデザインして、近づこう!」をテーマに、ブログDesigner’s Cafeを運営。

ブログでは、自分が試行錯誤して経験してきた「ちょっと毎日を充実させるヒント」を中心に、書評やツールのご紹介などをしています。


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